院長ブログ

2013年06月27日 休日のできごと

休みでまだベット内にいた私に、朝から吉報が入った。9月7日に私と白鳥先生の師でもある、熊本市開業でインプラントセンター九州を開設されている中村社綱先生を招聘して、東海地区のノーベルプランニングセミナーを静岡市で開催するという知らせであった。それへの参加と私にも1ケース症例を出してくれないかという依頼であった。4月以来半年ぶりの社綱先生との再会であり、私は勿論快く承諾した。

ベッドから起き上がると、散髪に行こうと思い立ち行きつけの床屋に行って帰ってきたところ、すかさずパソコンメールから、来週の静岡南ロータリークラブ第1回定例理事会の召集通知作成の依頼が弁護士の荒巻次期会長からあった。そう私は来月から南ロータリーの幹事をすることになっていたのだ。事務局の水野さんと電話にて打ち合わせて、2人で作成していった。そうこうするうち今度は診療室の電話工事の人が来た。電話機の親機同しが近過ぎて、接触不良を起こすことがみられ、その付け替えにきたのである。3時間ほどかかった。配線工事に時間がかかったとのことであった。そのあと、文房具を購入しに買い物に行き休日の一日が過ぎて行った。

2013年06月26日 静岡ノーベルプランニング教室

本日は、月に1度のノーベルクリニシャンプランニング教室が静岡市葵区伝馬町ペガサート行われた。私はうちに勤務している小柴先生とともに出席した。今回は久々に私のケースプレゼーションを控えさせてもらった。今月はやや多忙だったのと、来月、初の浜松におけるプランニング教室のケースプレを依頼されていたためである。本日は、5月25日に白鳥歯科でおこなわれたケースの白鳥先生によるプレゼンテーション他、市内の2人の先生、及び沼津から参加された先生の計3ケースのプレゼン、そして極めつけは、先週白鳥先生が参加してきた、イタリアフィレンツェで開かれた、ピエゾサージェリーアカデミーの学会発表であった。そこで白鳥先生は講演して、なんと5人選ばれたアクティブメンバーに選出されたとのことである。日本人としてとても名誉なことである。会議の後のフィレンツェの最高級ホテルでのディナー、地元の歯科医師の計らいでミケランジェロやラファエロなどの作品が展示されている美術館を閉館後にもかかわらず貸切で鑑賞できたとか、まさしくかの国の歯科医師の社会的地位の高さを感じずにはいられない。実は私も白鳥先生に一緒に行かないかと誘われたのですが、ぐずぐずしているうちにチケットが取れなくなり、今回は断念したという経緯があります。う~ん残念でした。でも2年に1回開催されるということで、次回いけるように今後もインプラント臨床に精進したいな。

2013年06月21日 難しいオペ

本日は午前午後に、インプラントの1次オペがあった。

特に午前中のケースは難症例であった。下顎側切歯2本抜歯後、即時にインプラント埋入し、もともと欠損していた、下顎中切歯部位を含めて4本の仮り歯をいれるというものだった。下顎側切歯の埋入場所はくびれており、骨を保存することが、非常に困難と思われたからだ。先ず、最初の抜歯で、一切骨を傷つけてはいけない。少しでも骨が欠けるとすべてが水の泡となってしまう。その為、十分時間をかけ、ぺリオトームという特殊な器具を用いて、なんとか骨を全く破壊することなく抜歯することができた。次にドリル形成、これも一寸でもぶれると唇側のくびれた部分の骨が飛んでしまう。ノーベルガイドに沿って、舌側の皮質骨に沿わせて2mmのドリルで形成していった。そして、2.4~2.8mmのドリル形成に移った、これも慎重に行わないと唇側骨の裂開につながる。そしてインプラントフィクスチャーの埋入に移った。ここが最高に難しい。今回使用するのは3.5mmの径13mmの長さのノーベルスピーディーグルービー。本来その部位に入れることはできない太さのフィクスチャーである。これをインプラントエンジンを使用しないで、レンチを使って埋入していった。それは少しずつトルクをかけて、骨を開いていかなければならないからだ。インプラント体の埋入トルクで細い骨を少しずつ開いて埋入するテクニックが必要だ。いわゆるリッジエクステンション(歯槽堤拡張術)といわれるものの応用系である。本来は特殊なバーを用いて骨の太さを拡大していくテクニックであるが、今回はインプラントそのもので拡張していくというより高度なテクニックである。下顎前歯部は皮質骨が固く薄いため、最もリッジエクステンションが困難と考えられている。今回それに用いたのが、ノーベルスピーディーグルービーである。ノーベルの5種類あるインプラントの中で、骨にダメージを与えず掘り進めるのに最も適したインプラントフィクスチャーである。何度も入れたり戻したりを繰り返しながら、2本のインプラントを無事、一切の骨の裂開もなく予定通りの位置に埋入することができ、オペ後CTをとって確認して終了した。

午後のインプラント埋入オペは特に問題なくガイドを使用して20分程で終了した。

夕方からは、ロータリークラブ2620地区第4分区の会長幹事の引き継ぎ会が清水駅前のやすい軒で開かれた、うちのクラブからは今季幹事の片山さん、来期の会長荒巻さん、そして来期の幹事である私と3人出席した。私は今期副会長として、会長、幹事の代理出席を何度かさせていただいている為、顔見知りも何人かおり、大変和やかに交わることができ、昼間の疲れもふきとんだといったところであった。

 

2013年06月20日 8020推進診療所研修会

本日は13時30分から8020推進診療所研修会が、昨晩と同じ県歯科医師会5階会議室で行われました。本当は2月17日に開催されたのですが、当日私は中村社綱先生の、インプラント研修会参加の為、出席できず、いわば補講という形であった。やはり、欠席なさった20名程の先生とともに今回受講したのであるが、2月のビデオの録画上映という形で開催された。

私は、昨年まで県歯科医師会8020推進部の部員として携わっていたので当然のごとく参加することにした。

8020推進診療所とは、今までのかかりつけ歯科医という概念をさらにすすめて、より積極的に地域住民に働きかけ、住民歯科会議を組織し、手を携えて虫歯、歯周病の予防を進めていこうという取り組みである。

先ずは、静岡県歯科医師会前会長の飯島先生の8020推進診療所の説明と十数年に渡る8020運動への思い、取組み方などのお話があり、続いて東京都中野区開業の景山正登先生の、予防歯科の重要性と、歯科疾患の予防や口腔の継続的な管理を行うための診療方針と実践方法の講演があった。

うちのクリニックでも、予防のためのPMTCで通院してくださる患者さんが一月に300人以上おられ、まさしく8020推進診療所として、今後十分機能していくことは可能である。

ということで、快く8020推進診療所への対応診療所に参加することにサインしたのである。

明日は午前、午後にインプラントオペが入っている。そのあと、17時30分から静岡第4分区ロータリーの新旧会長幹事会が清水で行われ、私は来期の幹事として参加予定であります。

2013年06月19日 学術講演会

今晩は今年度第一回の歯科医師会学術講演会が、曲金の静岡県歯科医師会館5階大会議室で催された。浜松ぺリオインプラントセンターの石川知弘先生の一から始める歯周外科処置というものであった。

私も、うちに勤務している小柴先生とともに参加した。本当はもう一人の勤務医小出先生も、参加する予定だったが、直前になって体調が悪くみ合わせるいうことで、小柴先生と二人の参加となった。

内容は、歯周外科に至るまでの、診査診断を始めとする初期治療の大切さを強くアピールしていた。すなわち、口腔内のセルフコントロールを主体とする、プラークの除去、禁煙指導、食事指導、全身疾患特に糖尿病のコントロールが重要であること。

そして、歯周外科には切除、骨切削により、ポケットを除去する方法とエムドゲイン、GTR、PRGF,等を用いて、歯周組織の再生を図る方法があるというものであった。又、インプラントを用いるにあたっては、それが口腔全体にどれだけのプラス要素を与えるのかを十分見極めたうえで、部分だけを見るのではなく、一口腔全体を考慮にいれた、オーラルリハビリテーションでなければならないということ、十分納得のいく内容であった。

とりわけ、歯周組織の再生療法に関しては、私も、昨日PRGFを用いた骨再生のセミナーを受講したばかりであったので、大変興味をそそられる内容であった。

 

2013年06月18日 AOIS例会

本日は2か月に一回開かれる、AOISの例会が浅草歯科医師会館で行われた。

今日の講師は、神田で開業している塚原宏泰先生でした。

東京医科歯科大学客員臨床教授、日本口腔外科学会指導医、BTI社公認PRFG指導医でもあります。

テーマは、PRGF-Endoretの話

患者自身の血液を採取し、遠心分離機にかけて濃度の濃いものと薄いものに分離する。その血小板成分のみを取り出して治療に役立てるというもの。

PRGF-Endoret®は最も先進的な自己由来の多血小板血漿であり、組織の治癒と再生を促進 するために患者の自己血から未活性増殖因子を多く含んだ血漿とフィブリンを同時に獲得し、且つ増殖因子の活性化を術者自身がコントロールできる画期的なTechnologyです。

PRGF-Endoret®の多用途性、安全性、有効性は個別化医療への道を開き、現在、とりわけ口腔や顎顔面の手術、口腔インプラント、整形外科、潰瘍治療、スポーツ医療、再生医学を含む非常に多数の医療と科学の現場で活用されています。(抜粋)

具体的にどう歯科臨床に役立てるのかといえば、先ずは、抜歯後のソケットプリザベーションに有効であろうと思われる。抜歯したあと、自然治癒を待っていると、骨の造成が遅く、その間、骨の吸収が起こって来る為、100パーセントの骨造成は期待できない。そこにPRGFを入れることにより、かなりの骨の吸収を妨げることが可能となる。それによって、後にインプラントを植立するにあたって、煩雑な骨再生手術の必要性がなくなるのである。更に歯周外科再生療法にも有効であろう。エムドゲイン、GTR、よりも確実な成功の可能性があると思う。とにかく骨の再生に関して他のどの材料よりも安全であり(患者自身の採血による為)安定している。

更にインプラント植率時の、骨再生、サイナスリフトオペのシュナイダー膜の保護等にも臨床応用できる。

うちのクリニックでも、早急に取り入れていくべく、7月にはPRGF認定のマスターコースを受ける予定である。

2013年06月06日 矯正治療

本日は駿河区大里中学校の春の歯科検診のため、9時前に大里中学を訪れた。校長先生及び教頭先生、養護の先生の手厚い挨拶と共に迎えてくださり、感謝の念に堪えませんでした。

生徒数は800人余りで、市内でも屈指のマンモス校ということなので、早速、手早く検診を開始した。

午後2時半からアヒルの子歯科にて月1回恒例の矯正研修会があるため、私としても力を入れて臨んだ。今回ついに私の矯正治療を実施することになった。

私には八重歯というものがあり、子供の頃から気にはなっていたものである。しかしながら、本当の意味での、プロフェッショナルな矯正医と巡り合うことができず、歯科医でありながら、矯正治療を見合わせてきた経緯があるのである。

一番のネックは第一小臼歯の抜去であった。しかしながら、今回左右大臼歯部の虫歯による咬合崩壊により、まともにかみ合わせることができなくなり、第一大臼歯抜去を前提とした矯正治療に委ねることにあいなったのである。

そうなると、信頼できるのは、研究会の講師でもあり、北海道大学の矯正科に長く在籍しており、現在東京赤坂で開業しておられる松野先生にお願いするのが当然の帰結であった。松野先生はとりわけ舌側矯正においては、日本でもトップクラスであり、世界にも名が通っている、権威であります。

私は本日取りあえずは、上顎にブラケットを」装着して、先ずは様子を見るということになりました。これは、私にとっては始めての経験でありますが、今後の展開を期待していきたいと思います。

 

TEL:0120-824-170

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