院長ブログ

2022年09月30日 インプラントには痛みがある?痛みや腫れをなるべく少なくする方法とは

インプラントは外科手術が必要とされる治療方法です。近年では使用される素材や、治療技術が向上しており、インプラントを選択される方が増えています。しかし、インプラントは高額な治療のため、失敗はしたくないもの。そこで、インプラントのトラブルを防ぐために手術前に知っておきたいことを紹介します。

 

インプラント失敗?トラブルが起きる原因

インプラントは、失った歯を補うために行う治療方法として確立されていますが、ごく一部の方は、インプラント手術後に脱落といったトラブルが起きてしまいます。原因と考えられる事例を紹介します。

十分な検査を行っていない

外科的手術を行うために、事前に十分な検査を行います。

インプラントに必要な検査は

・問診(既往歴など)

・レントゲン撮影

・CT撮影

・むし歯、歯周病検査

・血液検査

・血圧測定

を行うことが一般的です。なかでもCT撮影は神経と血管の走行や、骨の厚みを把握するために必要な検査です。トラブルの原因になるケースでは、十分な検査を行わずに手術を行い、神経が傷ついてしまったなどが挙げられます。

 

トラブルを防ぐためにも、検査を十分行う歯科医院でインプラント治療を受けることをおすすめします。

糖尿病、歯周病に罹患している

インプラントは90%以上の方が、骨と結合するとされていますが、骨密度が少ない方や、糖尿病や歯周病に罹患している方は、インプラントと骨が結合せず、脱落してしまうケースがあります。

 

歯周病に罹患している方は、歯周病治療を受けてから、インプラント手術を受けることが望ましいとされています。また日頃の歯磨きを怠らないようにする必要があります。

 

喫煙をしている

たばこは血流を悪くし、骨と結合の妨げになる可能性があります。

 

インプラントをご希望されている方で、たばこを吸われている方には禁煙指導を行い、インプラント手術を受けていただく流れが一般的です。

メンテナンスを怠っている

インプラント手術後で大切なのは、しっかり歯磨きを行い、歯科医院での定期的なメンテナンスを行うことです。

 

メンテナンスを怠ってしまうと、インプラントと歯肉の間に汚れが蓄積し、「インプラント周囲粘膜炎」や「インプラント周囲炎」を引き起こし、脱落の原因となります。

まとめ

インプラントと骨が結合する割合は、上下とも90%以上と高い数値ですが、何かしらの理由で結合されず、脱落するケースがまれにあります。そのため、事前の診査診断は非常に大切になります。

 

インプラントの失敗を防ぐために、しっかり検査を行い、お口全体を把握する歯科医院を選択しましょう。

2022年09月30日 インプラントには痛みがある?痛みや腫れをなるべく少なくする方法とは

インプラント治療は失った歯の骨にインプラント体と呼ばれるチタン製のネジを埋めてから被せ物をして歯を補う方法のことです。骨にインプラント体を埋める手術が必要になるため、痛みは腫れを心配する方も少なくありません。今回はインプラント治療の痛みについてとその痛みと腫れをなるべく少なくする方法について解説します。

インプラント手術の痛みとは

インプラント治療を受けるとき一番不安になるのは「痛み」ではないでしょうか。手術と聞くと痛みが不安でインプラント治療に踏み切れない方も多いです。インプラント治療には、手術中に起こる痛みと手術後に起こる痛みがあるといわれています。それぞれ詳しく解説します。

手術時の痛み

手術は患部に麻酔をするため、術中は痛みを強く感じることはほとんどありません。しかし注射針を刺す痛みや、麻酔の薬が入るときは痛みを伴うことがあります。痛みを軽減する工夫を行っている歯科医院では、針を刺す前に表面麻酔を行ったり、麻酔の薬を体温と同じ温度に温めたりすることで痛みの緩和を図ります。

 

また痛みや手術に対する不安、緊張を和らげるために点滴で鎮静剤を投与する方法を行うところもあります。

術後の痛み

手術中よりも、術後の麻酔が切れたあとは痛みや腫れを伴うことがあります。インプラントを入れた本数が多い場合や、インプラント手術と骨を造る手術を行った場合は痛みや腫れが生じやすい傾向にありますが、痛みに関しては個人差が大きいです。

手術当日

術後麻酔が切れた後は痛みを伴うことがあるため、インプラント治療では痛み止めと抗生物質を処方します。痛み止めは痛いときに、抗生物質は歯科医師の指示通りに服用しましょう。

2~10日後

痛みや腫れを伴った場合は約2~10日間続くといわれています。個人差はあり、痛みがない方もいれば、10日以上痛みを伴うこともあります。また、インプラント手術と同時に骨を造る手術を行った場合は、顔にあざができることがあります。あざは10日から2週間ほどかけて下に下がっていき、時間と共に消失します。

抜糸時

インプラント手術後約7~10日ほどで歯肉が回復するため抜糸を行います。歯肉が回復すると糸によって歯肉が引っ張られるため、多少の違和感がありますが抜糸すると違和感はなくなります。

 

抜糸時は基本的に麻酔をせずに行います。痛みには個人差がありますが、チクチクした程度です。しかし歯肉の中に糸が入り込んでいる場合は痛みが強く出る可能性があるため、表面麻酔や麻酔をして抜糸をすることもあります。

痛みや腫れをなるべく少なくする方法とは

術中も術後もできれば痛みや腫れを少なくしたいものですね。痛みや腫れをなるべく少なくする方法を紹介します。

術中の痛みは我慢しない

インプラント手術は麻酔しているため痛みを感じることはほとんどありませんが、まれに麻酔が効きにくい方もいます。「しみる」「痛い」といった症状がある場合は我慢せずにすぐに歯科医師に伝えましょう。

術前に伝えられた注意事項を守る

術前のカウンセリング時には注意事項を説明する歯科医院が多いです。その注意事項には以下のような内容が挙げられます。

・当日の入浴は避けてシャワーのみにする

・当日は激しい運動を避ける

・お酒は控える

・処方された薬を服用する

・術部を指や舌で触らないようにする

歯科医院によって注意事項は異なりますが、当日は血行が良くなることは避けます。これらを守ることで、痛みや腫れをできるだけ少なくできる可能性があるため、注意事項は必ず守るようにしましょう。

まとめ

インプラント手術に伴う痛みと腫れ、それを少なくする方法を紹介しました。痛みに対して不安が強い方は事前に歯科医師によく相談して納得してから治療を始めましょう。

 

TEL:0120-824-170

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