院長ブログ

2021年06月18日 インプラント治療には保証がある?|インプラント保証制度について解説

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

 

各メーカーのインプラントには5〜10年の保証制度がついてます。何らかの理由でインプラントにトラブルが起きた場合、条件が合致すれば保証でインプラントの再手術ができます。
 

インプラントはメーカー保証制度がある

メーカーによって保証期間は異なりますが、インプラントには5〜10年の保証を設けています。
 
保証期間中にインプラントが脱落などのトラブルがあった場合、メーカーが定めた条件に合致していれば無償で新しいインプラントと交換ができます。
 
歯科医院によって異なりますが、手術費や被せ物は保証対象外となる場合があります。
 
例えば、被せ物の保証期間が5年、インプラントの保証期間が10年とします。7年目でインプラントが脱落した場合、保証されるのはインプラントのみとなり、被せ物は保証期間外で別途費用が必要です。
 
インプラント治療を受ける前に必ず
・インプラント、被せ物のそれぞれの保証期間
・手術費など保証が適用される範囲
を確認しましょう。
 

インプラント保証が受けられる条件

インプラントの保証には必ず条件があります。以下のようなケースが保証対象の一例となります。
 

インプラントを埋入した歯科医院で保証を受ける

インプラントを埋入した歯科医院のみ、保証制度を利用して再手術が有効になります。他の歯科医院で受けたインプラントは、保証外になるので注意が必要です。
 

日常生活の範囲内で破損した場合

 
食事といった日常生活の範囲で破損した場合は、保証を受けることができます。不慮の事故や故意によって破損したインプラントは、保証外になる可能性があります。
 

定期的なメンテナンスをしている

インプラント後は必ず定期的なメンテナンスを受診するように求められます。定期的なメンテナンスはインプラントを長持ちさせるために必要不可欠で、ほとんどの歯科医院が保証の対象になる条件としています。
 
メンテナンスを怠ってしまうと、インプラントの脱落の原因となるほか、保証を受けることが困難になります。
 

禁煙指導を受け禁煙している

インプラントが脱落する原因の一つに「喫煙」が挙げられます。禁煙指導を受けたにもかかわらず、喫煙をしインプラントが破損した場合は、保証を受けられない可能性があります。
 

まとめ

ほとんどのメーカーはインプラントに5〜10年の保証制度を設けています。ほとんどの歯科医院では保証を受ける条件として、定期的なメンテナンスを受診しており、インプラントを埋入した歯科医院で有効としています。
 
また歯科医院によって保証期間や保証範囲が異なります。メーカーの保証制度があるからと安心せず、インプラント治療の前に必ず説明を受け、確認をしましょう。

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

2021年06月04日 インプラントに寿命はある?|インプラントの寿命を縮めてしまう原因

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

インプラント手術を希望しているけれど、寿命が気になる方も多いのでは?

インプラントはメンテナンスや、セルフケアを怠らず受けることで長く使用できます。今回はインプラントの寿命と寿命を縮めてしまう原因について解説します。

インプラントの10年生存率は約90%以上

研究ではインプラントの10年生存率は、約90%と報告されています。個人差はありますが、目安として平均寿命は10〜15年以上といわれています。なかには30〜40年以上と長持ちするケースもあります。

10年経っても約90%の方がインプラントを問題なく使用していることから、平均寿命は10年よりも長いと考えられます。

インプラントの寿命が短くなる2つの原因

インプラントの寿命が短くなる原因に「噛み合わせの問題」と「メンテナンスをしていない」が挙げられます。

噛み合わせの問題

歯ぎしりやくいしばりなどインプラントに強い力がかかると、埋入したインプラントや、アバットメントが緩くなたり、被せ物が欠けてしまったりと寿命を縮める原因となります。

対策は就寝時に装着するナイトガードで、インプラントを守ることができます。

またインプラントは骨と直接結合しているため、血液の供給がありません。そのため噛む力が強いと感染症になりやすく、炎症が起きやすいとされています。

メンテナンスをしていない

インプラントはメンテナンスが非常に大切です。インプラントと歯肉の間に汚れが蓄積したまま放置すると、インプラントの歯周病になる可能性が非常に高くなります。

インプラントの歯周病は「インプラント歯周粘膜炎」と呼ばれ、重症化すると「インプラント周囲炎」になり、骨に炎症を起こします。このような状態になると、インプラントが脱落する原因となります。

セルフケアも非常に大切ですが、メンテナンスは自分では落とせない汚れをしっかり落とします。メンテナンスは怠らないようにしましょう。

インプラントの寿命を長持ちさせるコツ

インプラントの寿命を長くするコツは、定期的なメンテナンスとセルフケアが非常に大切です。また使用していて違和感があれば、すぐに歯科医院に相談することも寿命を長くするコツです。

定期的なメンテナンス

歯科医院の定期的なメンテナンスでは、クリーニングのほかにレントゲン撮影を行いインプラントを支えている骨の量を見ます。
また噛み合わせの確認を行い、問題があれば噛み合わせの調整をします。

特殊な器具で着脱可能なインプラントの場合、アバットメントや被せ物の緩みを締め直すことができます。

メンテナンスはインプラントだけではなく、お口全体をチェックします。そのため残った歯の健康を守るためにも、必ず定期的なメンテナンスを行いましょう。

しっかりとセルフメンテナンス

セルフメンテナンスは自分で行うメンテナンスです。最終的な被せ物を入れた後、歯科医師や歯科衛生士から歯磨き指導を受けます。

インプラントは歯ブラシや歯間ブラシ、フロスといった道具を使用して汚れをしっかり落とす必要があります。

難しいからと諦めずに歯間ブラシやフロスを使いこなし、毎日汚れを落とすことで、寿命を伸ばす可能性が高くなります。

まとめ

インプラントの平均寿命は10〜15年と非常に高いです。長持ちさせるには、定期的なメンテナンスとしっかりとセルフケアを行うことで長持ちする可能性が高くなります。

また違和感や異変を感じたら、次のメンテナンスまで我慢をするのではなく、すぐにインプラント手術を受けた歯科医院に連絡をしましょう。

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

 

TEL:0120-824-170

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