院長ブログ

2013年06月18日
AOIS例会

本日は2か月に一回開かれる、AOISの例会が浅草歯科医師会館で行われた。

今日の講師は、神田で開業している塚原宏泰先生でした。

東京医科歯科大学客員臨床教授、日本口腔外科学会指導医、BTI社公認PRFG指導医でもあります。

テーマは、PRGF-Endoretの話

患者自身の血液を採取し、遠心分離機にかけて濃度の濃いものと薄いものに分離する。その血小板成分のみを取り出して治療に役立てるというもの。

PRGF-Endoret®は最も先進的な自己由来の多血小板血漿であり、組織の治癒と再生を促進 するために患者の自己血から未活性増殖因子を多く含んだ血漿とフィブリンを同時に獲得し、且つ増殖因子の活性化を術者自身がコントロールできる画期的なTechnologyです。

PRGF-Endoret®の多用途性、安全性、有効性は個別化医療への道を開き、現在、とりわけ口腔や顎顔面の手術、口腔インプラント、整形外科、潰瘍治療、スポーツ医療、再生医学を含む非常に多数の医療と科学の現場で活用されています。(抜粋)

具体的にどう歯科臨床に役立てるのかといえば、先ずは、抜歯後のソケットプリザベーションに有効であろうと思われる。抜歯したあと、自然治癒を待っていると、骨の造成が遅く、その間、骨の吸収が起こって来る為、100パーセントの骨造成は期待できない。そこにPRGFを入れることにより、かなりの骨の吸収を妨げることが可能となる。それによって、後にインプラントを植立するにあたって、煩雑な骨再生手術の必要性がなくなるのである。更に歯周外科再生療法にも有効であろう。エムドゲイン、GTR、よりも確実な成功の可能性があると思う。とにかく骨の再生に関して他のどの材料よりも安全であり(患者自身の採血による為)安定している。

更にインプラント植率時の、骨再生、サイナスリフトオペのシュナイダー膜の保護等にも臨床応用できる。

うちのクリニックでも、早急に取り入れていくべく、7月にはPRGF認定のマスターコースを受ける予定である。

 

TEL:0120-824-170

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