院長ブログ

2022年07月29日 インプラントの治療期間はどれくらい?被せ物が入るまでの流れをご紹介

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋めて、その上に被せ物をする治療方法です。手術が必要になるため、治療期間がどれくらいかかるのか気になる方もいるでしょう。ここではインプラント治療の被せ物が入るまでの流れをご紹介します。

インプラントの治療期間

通常のむし歯治療では1日~2週間程度で済みますが、インプラントの治療期間はケースにより、3ヶ月~1年かかることが多いです。そもそもインプラント治療は顎の骨に人工歯根を埋めて、その上に土台と被せ物をする治療方法です。そのためインプラントと顎の骨が結合しないと被せ物を入れることができません。

 

またお口の中の状態は個人差があり、骨がしっかりしている場合は早く治療は進みますが、歯周病に罹患していたり、顎の骨が薄かったりする場合は歯周病治療や骨を増やす処置が必要になります。そのため人によって治療期間は異なります。

インプラント治療の流れと治療期間

ここではインプラント治療の流れとそれぞれの治療期間の目安について解説します。インプラント治療では以下のような流れになることが多いです。

 

  • 精密検査・カウンセリング
  • 事前処置
  • インプラント手術
  • 被せ物の型取り
  • 被せ物の装着

 

なお骨移植・サイナスリフト・ソケットリフトと呼ばれる骨を造る手術・再生を行う場合は、治療期間が3~6ヶ月追加されることがあります。

精密検査・カウンセリング

インプラントは手術が必要になるため、むし歯・歯周病の検査、レントゲン撮影、CT撮影、歯の型取り、血液検査など歯と骨の状態や健康状態の確認を行います。

 

これらの資料をもとに歯科医師が治療計画を立て、患者様にカウンセリングを行い、同意が得られた場合治療を開始します。これまでに通院する回数は2回程度で、その期間は1~2週間であることが多いです。

事前処置

むし歯・歯周病に罹患している場合、インプラント手術の前に治療を行います。症状によって治療期間は異なり、改善されるまで通院する必要があります。そのため重度の歯周病に罹患している場合は、半年以上かかることが多いです。

 

なおむし歯・歯周病に罹患しておらず、健康な場合はインプラント手術の前に歯のクリーニングを行うことが一般的です。

インプラント手術

インプラント手術には「一回法」「二回法」の種類があり、治療期間は異なります。二回法は人工歯根を入れたあと、骨とインプラントが安定する3~6ヶ月後にインプラントと被せ物を連結させるための部品を取り付ける手術を行います。一回法ではその部品が一体型になっているインプラントを埋めるため手術が一回で済みます。これは顎の骨の状態やお口の中の環境によって歯科医師が判断します。なお一回法の場合インプラントと骨が定着するまで3~6ヶ月待つ必要があります。

被せ物の型取り

インプラントと骨がしっかり結合しているのを確認したら、被せ物の型取りをします。被せ物ができるまでは約2週間かかることが多いです。

被せ物の装着

人工歯が装着されたらインプラント治療は終わりです。ただインプラントは定期的なクリーニングが必要です。これを怠ると歯周病のような症状が出たり、インプラントに問題が起きたりしてしまうことも。インプラント治療を受けたらクリーニングとセルフケアは欠かさないようにしましょう。

まとめ

インプラントは、3ヶ月~1年と長い期間必要になる治療方法です。またお口の中の状態や顎の骨の状態によって適切な治療方法も異なります。インプラント治療の期間を詳しく知るためには、歯科医院での精密検査が必要です。インプラント治療が気になる方は、まずは歯科医師に相談してみると良いでしょう。

2022年07月29日 インプラント治療で抜歯した後の食事について

インプラント治療では施術前に抜歯をすることがあります。抜歯後、食事について気になる方も多く、ここでは抜歯後に控えたほうがよい飲食物とおすすめの飲食物、併せて抜歯後の注意点について紹介します。

インプラント治療の抜歯後に控える飲食物

インプラント治療で抜歯をした後は、以下のような飲食物は控えましょう。

 

  • 熱いもの・冷たいもの
  • 酸っぱいもの・辛いもの
  • 粘着性のあるもの
  • アルコール類

 

これらの飲食物を摂取すると、傷口の治りが悪くなることがあります。

熱いもの・冷たいもの

熱いものや冷たいものは、傷口への刺激になります。そのため、熱いものは冷ましてから冷たいものは常温にしてから摂取しましょう。

酸っぱいもの・辛いもの

レモンやグレープフルーツなどの酸っぱいもの・わさびや唐辛子などの辛いものは、傷口への刺激になりしみたり腫れたりする可能性があるため、避けた方が望ましいです。

粘着性のあるもの

キャラメルやガム、お餅など歯にくっつきやすいものは傷口にできたかさぶたが剥がれてしまう可能性があるため、控えましょう。

アルコール類

アルコールやお酒は血行がよくなりすぎてしまう可能性があり、傷口の治りが悪くなるため、抜歯をした日は控えましょう。

 

インプラント治療の抜歯後におすすめの飲食物

インプラント治療で抜歯したあとに適している飲食物は、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 豆腐
  • うどん
  • おかゆ
  • リゾット
  • 茶碗蒸し
  • ヨーグルト
  • ゼリー飲料

 

抜歯してから2~3日はなるべく柔らかい飲食物を中心に摂取するようにします。ただ栄養が偏らないようにする必要があり、様子を見ながら徐々に食生活を元に戻しましょう。

その他抜歯後の注意点

抜歯をした後は以下のことにも注意する必要があります。

 

  • 麻酔が切れるまでは食事を避ける
  • 食べ物は抜歯をした反対側の歯で噛むようにする
  • 傷口を舌や指で刺激しないようにする
  • ブクブクうがいといった強いうがいをしない

 

抜歯後3~4時間は麻酔が効いている状態になります。麻酔が効いている状態では熱い・冷たいなどの感覚がないため、やけどしたり粘膜が傷ついたりする恐れがあります。なお舌や指で傷口を刺激しないように注意します。なお、食べ物を摂取する際は、抜歯した反対側の歯で噛むようにすると良いでしょう。

 

抜歯後は歯磨きをしても良いですが、傷口に当たらないように注意し、うがいをするときはやさしくうがいをしましょう。

まとめ

インプラント治療の前に抜歯をした際は、飲食物に気をつける必要があります。なお抜歯の際は、事前に担当の歯科医師から注意点について指示をもらうことが多いです。必ず守るようにし、インプラント治療を進めましょう。

2022年06月30日 インプラントの寿命はどれくらい?|インプラントを長持ちさせるコツ

インプラントはしっかりケアをすることで10~15年以上長く持ちます。今回はインプラントの寿命と長持ちさせるポイントについて紹介します。

インプラントの寿命とは

世界でもトップクラスのシェアを誇るメーカーによると、インプラントの10年生存率は10年で99.8%といわれています。またほとんどのメーカーで同じ数値の臨床研究結果が出ていることから、インプラントの寿命ははおおよそ10~15年以上といえるでしょう。

インプラントを長持ちさせるコツ

インプラントは保険が適用しない高額な治療になります。そのため長く持たせたいと思う方は多いでしょう。インプラントを長持ちさせるコツは以下のようなものがあります。

  • 歯ぎしりや食いしばりの対策をする
  • メンテナンスを怠らないようにする

それぞれ詳しく解説します。

歯ぎしりや食いしばりの対策をする

仕事中や就寝時に無意識に歯ぎしりや食いしばりをする方は多いです。噛む力が強いとインプラントと被せ物の間にあるアバットメントに負担がかかることがあります。そのような場合はネジが緩くなったり、インプラントに負担がかかり破損したりする可能性が高くなります。

 

歯ぎしりや食いしばりの対策は就寝時に装着するナイトガードなどを使用することで、インプラントにかかる負担を軽減することができます。

メンテナンスを怠らないようにする

インプラントでも歯周病になることがあります。これはインプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎と呼ばれています。インプラント周囲粘膜炎が発症するとインプラント周囲の歯肉が腫れたり出血したりする症状です。進行するとインプラント周囲の骨にまで感染しインプラントが脱落する可能性があります。これをインプラント周囲炎といいます。

 

インプラントは天然の歯と異なり、神経がありません。そのため自覚しにくく、病気が進行しやすい特徴があります。インプラントの歯周病を予防するためにも、自宅でのセルフケアと専門家によるプロフェッショナルケアを怠らないようにしましょう。

まとめ

インプラントはおおよそ10~15年以上持つといわれており、中には30年以上持つ方もいます。インプラントの寿命はメンテナンスをしっかり行うことで、長持ちさせることが可能です。また、歯ぎしりや食いしばりがある方でもナイトガードなどの対策をすることで、被せ物やインプラントに与えるダメージを軽減することができます。インプラント治療をご希望の方は、メンテナンスも考慮して受けるようにしましょう。

2022年06月13日 インプラント失敗?!インプラント治療で起こるトラブルと対策

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
歯科医師 院長 渡邉信介

 

 

インプラント治療は失った歯を補う治療方法として確立された治療方法です。しかし、インターネットや口コミでインプラント治療後にトラブルにあったという情報も少なからずあります。そこで今回はインプラント治療で起こるトラブルと対策を解説します。

インプラント治療で起こるトラブルとは

インプラント治療は、周囲の歯に負担をかけずに失った歯を補うことができます。近年ではインプラント治療に使用される人工歯根や材料の品質が向上し、インプラント治療を受ける方も増えています。しかし、一部の方は治療後にトラブルが起きてしまうこともあります。インプラント治療で起こるトラブルとは以下のことが挙げられます。
・インプラントと骨が結合しない
・インプラント周囲の組織が傷ついた
・インプラントが感染した
それぞれの原因と対策を解説します。

インプラントと骨が結合しない

まれにインプラントと骨が結合せずに揺れたり、脱落したりすることがあります。この場合の原因はインプラントに対する異物反応や、歯周病に罹患しているにもかかわらず、お口の中の状態を把握せずに治療を行ったことが挙げられます。
【対策】
インプラント治療を受ける前にしっかり診査・診断を行う歯科医院を選択するようにしましょう。例えば、インプラントを入れる箇所だけではなく、お口全体を見ながら適切な治療方法の提案をする歯科医院などを選びます。また検査も通常のレントゲン写真だけではなくCT撮影をしたり、血液検査を行ったりする歯科医院も選ぶと良いでしょう。

インプラントの周囲の組織が傷ついた

手術中に神経に触れてしまい麻痺を起こすこともあります。この場合の原因は術前の検査が不十分であること、歯科医師の技術不足が挙げられます。
【対策】
上記でも述べたように、しっかりと診査・診断を行う歯科医院を選択すると良いでしょう。歯科医師の技術が分らないときは、インプラント治療に関する学会に所属しているかどうかも一つの目安になります。

インプラントが感染した

インプラント治療は骨の中に人工歯根を埋める手術を行います。そのため感染対策が求められて、それを怠ってしまうと細菌感染を引き起こす可能性があります。

インプラント治療後に歯磨きや定期検診を怠るとインプラント周囲粘膜炎になることがあります。インプラント周囲粘膜炎はインプラントの歯周病ともいわれており、進行するとインプラントが埋まっている骨に感染し、脱落の原因となります。
【対策】
歯科医院の感染症対策は患者さんには見えにくい部分になります。しっかり行われているか判断したい場合はグローブの使い回しはしていないか、患者の目の前でパックを開けているかなどが目安になります。またホームページで感染症対策について確認するのも良いでしょう。

インプラント治療後は歯磨きや定期検診が大切になります。インプラントが細菌感染しないためにも日頃のケアは大切になります。

まとめ

今回はインプラント治療で起こるトラブルについて紹介しました。インプラント治療を安心して受けるためにも歯科医師と良く相談して納得してから治療を受けることが大切です。

 

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
歯科医師 院長 渡邉信介

2022年05月31日 インプラントはどのような手術をするの?

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
歯科医師 院長 渡邉信介

インプラント治療は顎の骨にインプラントを入れる手術が必須です。そのため手術に不安も覚える方も多いのではないでしょうか。そこでインプラントの手術について解説します。

インプラント手術の方法

インプラント手術はお口や歯を支えてる骨の状態や症例によって、一回法か二回法の選択を行います。その名の通り一回で済む手術を行うのが一回法、二回手術を行うのが二回法です。手術方法の選択はお口や骨の状態を確認してから歯科医師の判断で選択されます。

 

インプラントを埋入した後に、骨とインプラントが結合するまで粘膜の下に覆うか、インプラントの上部が粘膜の上に露出した状態する違いがあります。

 

骨の量が少なくて骨を造る手術を併用した場合や、インプラントと骨をしっかり結合するのを待ちたい場合に二回法が選択されます。2回目の手術はインプラントを粘膜の上に露出する手術が行われます。簡単な手術なので、15~30分程度で手術が完了します。

 

一回法は骨がしっかりしている場合に選択されることが多く、2回目の手術が必要ないので、比較的短期間で人工歯を入れることが可能です。

 

手術にかかる時間

埋入する本数や、骨を造る手術の併用の有無によって大きく異なります。例えば、骨がしっかりした状態で1本埋入の場合、手術時間は30~60分が目安となります。しかし、当日の検査と準備、術後の状態確認を含めると約1~2時間はかかるので、手術当日は時間に余裕を持つことが大切です。

 

埋入本数や骨を造る手術を併用する場合は、約1~3時間かかることもあります。また、オールオン4といった大がかりな手術を行う場合は3~6時間かかることがあります。

手術の痛み

手術中は局所麻酔を行うので痛みを感じることはほとんどありません。歯科医院によっては患者様の緊張や不安を軽減するために、静脈内鎮静法を併用することがあります。静脈内鎮静法は半分眠っているような状態になり、リラックスして手術を受けられる鎮静法です。

 

術後、麻酔がきれた後は腫れや痛み、内出血を伴うことがあります。鎮痛剤や抗生物質を処方されるので必ず歯科医師の指示通りに服用しましょう。

 

鎮痛剤を服用しても痛みが強い場合は、すぐに歯科医院に連絡をします。

まとめ

インプラントの手術には一回法と二回法に分けられます。手術方法の選択は適切な診査・診断をもとに歯科医師が選択します。

 

手術にかかる時間は埋入する本数や骨の状態によって大きく異なりますので、インプラント手術で不安な場合は、歯科医師の説明をしっかり聞いて、不安やわからないことがあれば遠慮なく歯科医師に相談しましょう。

 

どの治療方法も理解して納得したうえで始めるのが大切です。

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
歯科医師 院長 渡邉信介

 

2022年05月18日 インプラントはどのような治療方法?|特徴とメリットを紹介

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
歯科医師 院長 渡邉信介

 

歯を失った場合、治療の選択肢の一つにインプラントが挙げられます。インプラントは、顎の骨にインプラント体と呼ばれるチタン製のネジを埋めて、その上に被せ物をする治療方法です。今回はインプラントの特徴とメリットをご紹介します。

インプラントの特徴

インプラントは保険が適用しない自由診療のため費用が高額になりますが、インプラント治療の選択をされる方が増えてきています。その理由はインプラントは入れ歯やブリッジと違って自分の歯のように噛むことが可能です。見た目も天然歯のように自然であることから高額でも選ばれる治療方法となっています。

インプラントは手術が必要

インプラントは顎の骨にインプラント体と呼ばれる小さなチタン製のネジを埋める手術を行い、その上に被せ物をする治療方法です。そのため身体への負担は少なからずかかるといえます。

ブリッジや入れ歯は手術は必要ありませんが、ブリッジでは周囲の歯を削って被せ物をしたり、入れ歯では周囲の歯にバネをかけたりすることで周囲の歯に負担をかけます。

どの部分でも治療が受けられる

前歯から奥歯までのどの部分でもインプラントを埋めることができます。また全部の歯を失っていてもインプラントを入れることが可能です。この場合は4~6本のインプラントを埋め込み、歯の並びが一体化した補綴物を入れる治療方法か、インプラントで入れ歯を支えるインプラントオーバーデンチャーとなることが多いです。

インプラントのメリット

インプラントのメリットを紹介します。

自分の歯のように噛める

インプラントは顎の骨にしっかり固定されるため、自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。

違和感が少ない

入れ歯と異なり、周囲の歯にバネをかける必要がありません。そのため違和感が少なくて済みます。またバネをかける必要がないため、周囲の歯に負担がかかることがありません。

見た目が良い

インプラントは見た目が良く、まるで歯肉から歯が生えているかのように自然な見た目をしています。被せ物も審美性が高いセラミックなどを用いることで天然の歯と同じような見た目になります。

まとめ

インプラントの特徴とメリットを紹介しました。インプラント治療は手術を必要とするため、糖尿病や高血圧の方はインプラント治療を受けられない可能性があります。インプラントを検討されている方は、歯科医院での適切な検査、診断を受ける必要があります。

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
歯科医師 院長 渡邉信介

2022年04月28日 インプラントと部分入れ歯どっちがよい?それぞれの違いを解説

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
歯科医師 院長 渡邉信介

むし歯や歯周病で歯を失ったときは、インプラント・入れ歯・ブリッジのいずれかで補う必要があります。しかし、失った歯の本数が多いとブリッジが選択できないことがあります。そのような場合、インプラントと部分入れ歯が選択肢になり、迷う方も多いです。そこで今回はインプラントと部分入れ歯の違いについて紹介します。

インプラントとは

インプラントとは骨に人工歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を装着する治療方法です。インプラントは手術が必要になりますが、自分の歯のように噛むことができます。

インプラントのメリット

インプラントのメリットには以下のようなことがあります。

 

  • 部分入れ歯のような違和感はほとんどない
  • 自分の歯のように噛める
  • 審美性に優れており、周囲の人に気づかれない

 

インプラントは骨の中に埋め込むもののため、目立つことなく違和感はほとんどありません。また部分入れ歯と違って、噛む力が強いため自分の歯のように噛むことができます。インプラントで使用する金属は、チタンと呼ばれている金属です。これは人工関節などにも用いられており、人体によくなじみ安全性の高いものになっています。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットには以下のようなことがあります。

 

  • 外科手術が必要になる
  • 他の治療と比較すると治療期間は長い
  • 保険適用外のため費用が高額になる

 

インプラント治療は外科手術が必要になります。そのため、全身疾患がある方は受けられない可能性があります。なおインプラントの治療期間は約3ヶ月~半年かかることが多く、他の治療方法と比較すると長い傾向にあります。また、インプラントは保険適用外の自由診療になるため、費用は高額になりがちです。

部分入れ歯とは

部分入れ歯とは、歯を失ったときに補う装置の一つで、隣の歯にバネをかけて装着します。部分入れ歯には保険適用のものと自由診療のものがあります。前者はプラスチックでできた素材を使用し、バネは金属を使用していることが多く、後者は強度が強いものの素材を使用し、バネも歯ぐきと同じ色をした素材を選択できます。

部分入れ歯のメリット

部分入れ歯のメリットには以下のようなことがあります。

 

  • ご自身で取り外しが行え、ケアができる
  • 手術を必要としない
  • 保険適用のものを選択すれば費用を抑えられる

 

部分入れ歯を作製する際は歯型をとるだけで済み、手術を必要としません。そのため身体に負担がかかることはありません。また治療期間も短いのが特徴で、保険適用のものを選択すれば費用を抑えられます。

 

なお部分入れ歯はインプラントと違ってご自身で取り外しが行えるため、洗浄して清潔に保つことができます。

部分入れ歯のデメリット

部分入れ歯のデメリットには以下のようなことがあります。

 

  • 違和感を覚えやすい
  • 噛む力が弱い
  • 慣れるまでは食べにくい

 

部分入れ歯は、慣れるまで違和感を覚えやすかったり、話しにくいといったデメリットがあります。また噛む力はご自身の歯よりも弱いため、硬いものが食べにくかったりします。

治療を選択する際に考えること

歯を補うための目的は、噛む機能を回復することです。そのため見た目だけで歯を補っても、満足に噛めなければ治療の意味がないと言っても過言ではありません。それを踏まえた上で、それぞれのメリット・デメリットを理解し、治療の選択をすると良いでしょう。

まとめ

インプラントか部分入れ歯かどの治療が最善なのかは、残っている歯の本数やお口の状態によって異なります。歯を失った際はそのままにするのではなく、まずは歯科医師に相談して適切な治療方法を選択しましょう。

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
歯科医師 院長 渡邉信介

2022年04月22日 インプラント治療後に頭が痛い?考えられる原因と対処法について解説

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

 

インターネット上では、インプラント治療を受けた後に「頭痛がする」という口コミを見ることがあります。インプラントは成功率の高い治療方法で、本来であればこのような症状が起きることはほとんどありません。ではなぜ、インプラント治療後に頭痛は起きるのでしょうか。ここではその原因と対処法について解説します。

インプラント治療後に頭痛が起きる原因

ごくまれにインプラント治療を受けた後に頭痛が起きる方がいます。それには以下のような原因が考えられます。

・噛み合わせが合わなくなった
・上顎洞に傷がついた

それぞれどのようなことか詳しく見ていきましょう。

噛み合わせが合わなくなった

インプラントの被せ物は長い間使用していると、すり減ることがあります。また歯全体の噛み合わせが変化すると、インプラントの噛み合わせが合わなくなることがあります。これらのことが原因で噛み合わせが合わなくなると、インプラント・歯・顎関節に負担がかかり、頭痛が起きることがあります。なお顎関節に大きく負担がかかると「顎関節症」になってしまうことがあります。これは頭痛・口が大きく開かない・顎関節に痛みがあるなどさまざまな症状を引き起こしてしまうのです。

上顎洞に傷がついた

上顎には「上顎洞」と呼ばれている空洞があります。そのため上顎にインプラントを入れるときに上顎洞を傷つけてしまうと、細菌感染を起こしてしまう可能性があります。このような場合、頭痛・鼻が詰まる・発熱などの症状が出ることがあります。

インプラントが原因で頭痛が起きたときの対処法

インプラントが原因で頭痛が起きた場合は、原因に合った対処をしなければなりません。そのため噛み合わせが原因で頭痛が起きている場合は、マウスピースを装着したり噛み合わせの調整をしたりする必要があり、インプラントが原因で頭痛が起きている場合は、症状によって除去する必要があります。

いずれにせよインプラント治療を受けたあとに頭痛が起こる場合は、インプラントや噛み合わせにトラブルが起きている可能性があります。放置しても自然に治ることはないため、「おかしいな」と感じたらすぐにインプラントを受けた歯科医院に相談しましょう。

まとめ

インプラント治療は安全性の高い治療方法ですが、まれに頭痛が起きることがあり、その原因はさまざまなケースがあります。噛み合わせが原因であればマウスピースの装着や噛み合わせの調整で改善が見込めますが、インプラントが原因である場合、再治療が必要になることもあります。そのままにするとインプラントに悪影響が及ぶ可能性があるため、インプラントを入れてから頭痛が起きるときは、まず歯科医師に相談すると良いでしょう。

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

2022年03月30日 インプラント周囲炎はインプラントの歯周病|インプラントが歯周病になる原因と治療方法を解説

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

インプラントを入れた後は、丁寧なセルフケアとプロによる定期的なメンテナンスを行わないと、インプラント周囲炎になる可能性があります。インプラント周囲炎を初めて耳にした方も多いはず。そこで、インプラント周囲炎の原因と治療方法について解説します。

インプラントも歯周病になる

インプラントはむし歯にはなりませんが、インプラント周囲炎と呼ばれる歯周病になる可能性があります。

インプラントのメンテナンスを怠ると、インプラントの周囲に歯垢が溜まり、歯垢に潜在している細菌に感染します。細菌に感染すると歯肉に炎症起こし、インプラント周囲粘膜炎になります。

さらに細菌感染が顎の骨まで広がると、インプラント周囲炎になり、インプラントを支えている骨が減少します。

インプラントが歯周病になる原因は歯垢

歯垢に潜在してる細菌や、過度な力の負担でインプラントと骨の付着が破壊され、出血、排膿が生じ、進行するとインプラントの揺れや、脱落を引き起こします。インプラントが歯周病になる原因は以下の3つです。

メンテナンスを怠ってしまった

メンテナンスを怠り、歯垢が溜まったまま放置すると、細菌に感染し、インプラントが歯周病になるインプラント周囲炎の可能性が高くなります。

インプラントはむし歯にはなりませんが、天然の歯と同じように歯周病になります。インプラントは入れた後のメンテナンスは重要です。

インプラントに過度な力がかかってしまった

歯ぎしりや食いしばりなど、インプラントに過度な力が加わると、骨とインプラントの付着が壊れてしまいます。付着が壊れるとインプラントの歯周病が発症しやすくなります。

歯ぎしりや食いしばりをしている方は、インプラントにかかる力を緩和する、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着するなど、予防が必要です。

歯周病の治療をせずインプラントを入れた

インプラント周囲炎と歯周病の原因菌は類似しています。歯周病に罹患しているのにもかかわらず、治療せずにインプラントを入れてしまうと、インプラント周囲炎の原因となります。

歯周病に罹患している場合は、歯周病の治療を行ってからインプラント治療を行い、インプラントを入れた後も、継続して歯周病治療を行うことが非常に大切です。

治療方法は細菌の除去

治療方法は、大きく2つの治療に分けられます。重症状で回復が見込めない場合はインプラントの除去を行います。

噛み合わせの調整

歯ぎしりや食いしばりなど、噛み合わせが問題の場合、ナイトガードの作製や、人工歯の噛み合わせの調整が行われます。

細菌の除去

インプラント周囲炎の原因は細菌感染によって起こります。治療は細菌を除去し症状の緩和を図ります。重症度によって治療方法は異なります。

機械的清掃

症状が初期の場合、インプラントの周囲の歯垢や歯石を除去します。

殺菌療法

中等度の場合、インプラントと歯肉の間に薬剤を入れて洗浄します。機械的清掃と併用されることが多いです。

抗菌療法

抗生物質をインプラントと歯肉の間に挿入、または抗生物質を投与します。

外科的処置

進行が進んでしまった場合、切除療法や再生療法を行います。

インプラントの歯周病を予防しよう

インプラント周囲炎の予防は、歯垢を溜めないことです。日頃の丁寧な歯磨きが、非常に大切です。

歯ブラシの他に、フロスや歯間ブラシなど、お口の状態にあった清掃道具を選びます。インプラントを入れたら、改めて歯科医師、歯科衛生士のブラッシング指導を受けることをおすすめします。

また、歯科医院で定期的なメンテナンスも非常に大切です。レントゲンや噛み合わせの確認をし、状態にあった処置を受けることができます。

まとめ

「インプラントを入れたから、むし歯、歯周病にならないから安心。」と思われていた方も多いはず。インプラントはむし歯にはなりませんが、溜まった歯垢から細菌感染を引き起こし、インプラント周囲炎と呼ばれる歯周病になる可能性があります。

歯磨きやメンテナンスを怠ってしまうと、インプラント周囲炎になる可能性が高くなります。予防のためには、日頃の歯磨きと定期的なメンテナンスが非常に大切です。

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

2022年03月11日 インプラントを長持ちさせるためにもメンテナンスは受けよう

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

インプラントは自分の歯のように噛めるため選ばれる治療方法でもあります。しかし、インプラントにはメンテナンスは欠かせないもので、怠ってしまうと炎症を起こしたり、脱落したりといったトラブルが発生するもあります。今回はインプラントのメンテナンスについて解説します。

メンテナンスの重要性

インプラント治療が終わった後は、セルフケアと定期的にメンテナンスを行う必要があり、これらを怠ってしまうと「インプラント周囲粘膜炎」や「インプラント周囲炎」になる可能性が高くなります。前者はインプラント周囲の粘膜に炎症が起きた状態で、腫れや出血を伴い、後者はインプラント周囲粘膜炎が進行し、骨にまで感染が広がった状態のことを指します。腫れ・出血・排膿を伴うことが多く、最悪の場合脱落につながります。どちらも「歯垢」が溜まってしまい細菌が繁殖することが原因です。そのためセルフケアと定期的なメンテナンスは必要不可欠と言えるでしょう。

メンテナンス

歯科医院で行うメンテナンスでは以下のような内容が挙げられます。

・レントゲン撮影
・インプラント周囲の粘膜に炎症がないか
・歯周ポケットの深さを測る
・インプラントが揺れていないか
・かみ合わせの確認
・お口全体のクリーニング

メンテナンスではインプラントを埋入した歯科医院で受けることが望ましいです。他の歯科医院ではインプラントを行なっていなかったり、インプラントのメーカーが異なったりするとトラブルが発生しても対応できないといったことがあります。また、他の歯科医院で埋入したインプラントは別途で費用がかかることも。なお、費用は保険適用で行える歯科医院もあれば、自費診療で行う歯科医院もあるため、事前に確認しておきましょう。

定期的なメンテナンスは症状にもよりますが、3~6カ月に1回の間隔で行うことが多いです。

セルフケア

インプラントのメンテナンスはご自身で行うセルフケアも重要です。インプラントを埋入したあとは歯科医師または歯科衛生士から歯磨き指導を行い、正しい磨き方ができるようにするところが多いです。特にインプラントでは歯と歯ぐきの間に汚れが溜まりやすいため、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロスといった道具を使用して磨く必要があります。

まとめ

インプラントの周囲に汚れが溜まってしまうとインプラント周囲炎などのトラブルが発生する可能性があります。ご自身でしっかり磨いていても磨けていなかったということは少なくありません。長く持たせるためにも定期的なメンテナンスとセルフケアをしっかり行っていきましょう。

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

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