院長ブログ

2023年03月22日
インプラントと義歯の違いとは?

歯科治療の進歩により、歯の欠損部分を補うために用いられる治療法には、インプラント治療と義歯治療があります。本記事では、インプラントと義歯の違いについて考察していきます。

【インプラントと義歯の違い】

インプラント治療と義歯治療は、どちらも歯の欠損部分を補うための治療法ですが、以下の点で異なります。

  1. 治療方法の違い:インプラント治療は、歯を支える骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法です。義歯治療は、歯を失った部位に人工歯を入れ、周囲の歯にフックをかけて固定する方法です。
  2. 装着感の違い:インプラント治療は、自然な咀嚼感を取り戻すことができ、周囲の歯と同様の感覚を得ることができます。義歯治療は、周囲の歯にかかる負荷が大きく、違和感を感じることがあるため、違和感がある場合があります。
  3. 維持管理の違い:インプラント治療は、周囲の歯と同様のケアが必要で、歯磨きや歯間ブラシでのケアが必要です。義歯治療は、取り外し可能なものが多く、取り外して綺麗に洗浄することができます。
  4. 寿命の違い:インプラント治療は、人工歯根を骨に埋め込むため、定期的なメンテナンスを受けても、寿命が長く、長期間使用することができます。一方、義歯治療は、装着面が周囲の歯にかかるため、時間が経つにつれて噛む力が弱まり、寿命が短いことが多いです。

【どちらを選ぶべき?】

インプラント治療と義歯治療のどちらを選ぶべきかは、個人の歯の状態や症状によって異なります。一般的に、歯が失われた部位に十分な骨が残っている場合は、インプラント治療が適している場合が多いです。義歯治療は、周囲の歯にかかる負荷が大きく、歯並びが乱れることがあるため、複数の歯が欠損している場合に適しています。ただし、インプラント治療は手術を伴うため、年齢や健康状態などによっては、適さない場合があります。

また、インプラント治療や義歯治療は、保険適用外のため、治療費が高額になることがあります。治療費を抑えるためには、複数の歯科医師に相談し、治療内容や費用を比較することが大切です。

【まとめ】

インプラント治療と義歯治療は、歯の欠損部分を補うための治療法ですが、治療方法、装着感、維持管理方法、寿命などに違いがあります。個人の歯の状態や症状に応じて、どちらの治療法を選ぶかを決定する必要があります。ただし、インプラント治療や義歯治療は高額なため、治療費についても十分に調べてから治療を受けるようにしましょう。また、治療前には、歯科医師と十分な相談を行い、自身に適した治療法を選ぶことが大切です。

 

TEL:0120-824-170

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