院長ブログ

2021年10月22日
前歯をインプラントにする場合のメリットとデメリット

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

何かしらの原因で前歯を失ってしまった場合、ブリッジ、インプラント、入れ歯と3つの選択肢から治療を選びます。前歯は人目につきやすく、できれば目立たず治すためにインプラント治療を考える方も多いはず。今回は前歯をインプラントする場合のメリットと、デメリットを解説します。

前歯のインプラントは目立たない?

前歯のインプラントは、骨の量により人工歯とインプラントの接合部であるアバットメントが見えてしまう可能性があります。

また前歯1本をインプラントにした場合、両隣と歯の色が少しでも違うと違和感を感じやすく、人工歯の製作をやり直すケースが後を経ちません。

前歯にインプラントを埋入する際は、歯科医師の技術はもちろん、使用する素材や歯科技工士の技術にも左右される治療です。

前歯のインプラントは使用する素材によって見た目が異なる

前歯のインプラントは使用する素材によって「見た目」が異なります。歯科医院によって人工歯の素材や価格が異なるので、事前に確認することをおすすめします。

ジルコニアセラミック

歯の表面にセラミックを焼きつけた人工ダイヤモンドの被せ物です。つやがあり、自然な見た目の歯の色を再現できます。変色することがほとんどないのが特徴。

オールセラミック

全てセラミックでできた素材です。審美性に優れ、自分の歯と同じ色に再現ができます。透明感も出せるので、前歯のインプラントに適している素材です。

ハイブリッドセラミック

プラスチックとセラミックを混ぜた素材です。日が経つにつれて変色する可能性がありますが、ジルコニアセラミックやオールセラミックと比べて費用が抑えられます。

前歯のインプラント治療のメリットとデメリット

インプラントは審美性と機能性に優れています。そのため前歯を失った場合、インプラントが選択肢に入ることが多くなります。しかし前歯のインプラントの場合メリットとデメリットを知っておきましょう。

メリット

・両隣の健康な歯を削らずに、歯を補うことができる
・自分の歯と同じように、違和感なく食事を楽しめる
・ブリッジや入れ歯に比べて寿命が長い

ブリッジや入れ歯は歯を補うために削ったり、金具をかけたりすため、ほかの歯に負担がかかります。また寿命が長いため、長く使い続けられます。

デメリット

・インプラントと人工歯の結合部が見える可能性がある
・定期的なメンテナンスが必要
・自由診療のため費用がかかる

インプラントを埋入した後に骨が減ると、インプラントと人工歯の結合部が見えてしまう可能性があります。

インプラント治療は埋入した後、定期的なメンテナンスが必要です。インプラントは細菌感染により、インプラント周囲炎と呼ばれるインプラントの歯周病を発症する可能性があります。またお口全体をメンテナンスすることで残った歯を長持ちさせます。

まとめ

前歯のインプラントは、歯科医師や歯科技工士の腕に左右される難易度の高い治療です。

前歯のインプラントを希望される方は歯科医院選びが大切です。歯科医院のホームページや、直接歯科医師に相談して信頼できる歯科医院を選びましょう。

 

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック

歯科医師 院長 渡邉信介

 

TEL:0120-824-170

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