院長ブログ
2013年09月29日
インプラントライブオペ
本日は、横浜市鶴見駅前の米山歯科医院を訪れています。
AQBインプラントから三井記念病院口腔外科部長の津山泰彦先生のライブオペ見学の招待があり、それに応じたからです。
実は4年ほど前、米山歯科医院での津山先生のオペを見学しており、それ以来となります。
4年前はAQBインプラント導入間もなくで、その埋入オペの参考の為でした。
実は現在はAQBインプラントを行っていません。
それは、学会での発表もある為、世界中で使用されている、世界標準のインプラントに限っており、しかも、1回法インプラントは、補綴における審美性追求には不向きなのと、術後メインテナンスにおいて、プラークコントロールが難しくなるからです。結果的に予後に不安をもたらす可能性があること。更に言えば、将来介護が必要になったとき、上部構造をはずすことが難しく、舌や頬粘膜を傷つけることが考えられます。2回法インプラントであれば、すぐに上部構造を外すことが可能であり、歯肉内部に埋入させることができるので、その限りではありません。
うちのクリニックでもかつては、安価で行っていたのですが、現在は上記の理由から行っておりません。
但しHAコーティング構造のインプラントフィクスチャー自体を否定するものではありません。
その為現在では、HAインプラントの適応症例においては、POIインプラントの2回法のみをおこなっております。
それでは、なぜ今回のオペ見に参加したのかと申しますと、一つには津山先生のオペのテクニックを身に着けたいということもさることながら、一番の理由は今回のオペがCGFを臨床応用するということだったからです。
うちのクリニックでも今月から、PRGFを臨床に使用しております。PRGFとCGFはコンセプトは異なりますがともに患者自身の血液を採血して血小板成分を取り出し使用するものです。
したがって、インプラントオペへの応用にはさほど違いはありません。
様々な使用法があり、津山先生は多くの臨床成績を有しているので、参考になることが請け合いであるからです。
大切なことは、現在自分に必要なスキルは何かを絶えず考えて、それを追い求めるという姿勢だと思います。今回は、サイナスリフトへの応用でした。
大変参考になりましたので、あすからの私の臨床に生かされることでしょう。