院長ブログ

2013年05月26日
インプラントライブオペ

昨日の疲れもなく、朝九時半から白鳥先生によるライブオペが開始された。

先ず最初の症例は上顎前歯部の骨の欠損が大きな部位へのインプラント埋入オペであった。インプラント埋入部の根尖側から、骨を移植した。本来骨移植は下顎レイマス、若しくは頤部からの移植が一般的であったものを、より侵襲の少ない上顎前歯、インプラント埋入部からの骨移植を考案したのは、白鳥先生がもしかしたら世界初の試みかも知れない。来月イタリアフィレンツェで開かれるワールドピエゾサージシステムオペテクニックで発表するということで、世界的評価が大変楽しみなテクニックです。

次は私の紹介した静岡市の患者さんです。

この患者さんは、やはり上顎で殆ど歯槽骨のない患者さん。取り外し式の義歯が入れられない方です。残っている歯は3本、ここで先ずノーベルガイドを造ります。その後抜歯して、歯肉を開いて、骨を削って平らにし、2つ目のノーベルガイドを合わせます。このテクニックがすごいのです。目分量で骨削除をし、ガイドを合わせるという、これもまた 日本国内では殆ど行われていないであろうガイドサージテクニックである、さすが静岡のガイドサージではトップクラスの私も唖然とするものであった。極めつけは全てのインプラント埋入付加を35ニュートン以上で行い、即日に取り外しの必要のない固定式インプラントブリッジの仮り歯が入れられたことであろう。

三番目は清水区の伊藤先生の紹介患者さんです。

上顎両側臼歯部に殆ど骨はありません。これもまた白鳥先生が編み出した、パラタルアプローチによるサイナスリフト、所謂ソケットリフトではなく、完全に歯槽頂部から切開を加え、最低限の侵襲によるサイナスプリザベーションである。但し、今回のオペにおいては、左右側の片側のシュナイダー膜がやや、薄くなってきたため、すかさずラテラルアプローチに切り替えるという、判断とその手際のよさ、恐れ入りやの鬼子母神といったところであります。いずれにしろ、非常に短時間で両側のオペが終了しまして、まさしく白鳥マジックといったところでしょうか。

 

TEL:0120-824-170

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