院長ブログ
2017年10月25日 ~歯っする通信~9月号
被せ物の「内側」って知ってますか?
みなさん被せ物をよく”差し歯”と行っていますが、それは間違いで
よく外れて来てしまうものは”被せ物”と”土台”がくっついている物です。
この土台には種類があり、
- 金属の土台
- ファイバーポスト
主に分けてこの2つです。
昔は金属の土台ばかりでしたが、今は技術も進歩し、
ファイバー(線維性)の土台が使われます。
①の金属の土台は、歯よりも硬く、根が割れる原因になります…
②のファイバーポストは”弾性係数”が歯と同じため、
力がかかっても割れにくくなります。
最新の治療では、被せ物だけでなく、
『土台にも金属は使わない』ことがベストだとされています。
ただ、歯の状況などにより、金属の土台でないとかぶせものが出来ない場合もありますので、
何かご質問があれば近くのスタッフまでお尋ね下さいね。
当院がジルコニアオールセラミックを勧める理由
同じセラミックを使った被せ物でも、組み合わせる材料が違うことで特徴が変わってきます。
ジルコニアオールセラミックは金属を使っていないため透明感のある白さがあり、
金属アレルギーが怒る可能性もありません。
また、土台になるファイバーコアは歯に似て、しなる性質があり
歯が割れたり、根が折れたりする可能性が低くなります。
まとめ
このような理由で当院では審美性が求められる前歯にも
噛む力のかかる奥歯にもジルコニアオールセラミックをお勧めしています。
透明感や強度があり、体に優しい材料の被せ物ってとてもいいと思いませんか?
銀歯を白い歯にしたいな~、自分にはどんな被せ物が合うかな~
とお考えのかた、まずは一度当院に相談されてみてはどうですか?
DH(歯科衛生士)大石
高透過ジルコニア ご存知ですか?
ジルコニアとは・・・
人工ダイヤモンドとしても大変有名ですが、
強度があり、軽く、審美性もあり、体に優しい(金属アレルギーの心配がありません)
セラミックです。
歯科以外では、人工関節の球状骨頭部などにも用いられ、
耐久性も照明されています。
今までのジルコニアクラウン(被せ物)は、セラミックに比べ、
透明感が無く真珠のような質感でしたが、
最近では、天然歯の色に近い高透過ジルコニアが使われるようになりました。
当院でも、臼歯部の被せ物に高透過ジルコニアを選択して頂く患者様が増えております。
TC(トリートメントコーディネーター)望月
2014年04月04日 AOISの研修
私が所属するインプラントスタディグループ、AOISの恒例の年1回、4月の熊本市での研修が4日~5日にかけて今年も行われました。
九州インプラントセンターを主催され、スタディクラブデンタルコンセプト21の会長でもあられる、中村社綱先生のもとに出向きました。
昨年はAOISの20周年ということで、中村先生をお招きして隅田川の屋形船での懇親会、翌日には、台東区役所ホールでの講演会というものを企画しました。そういうことで、今年が私にとっての、初めての熊本でのAOISの研修となりました。
今回のテーマは、できるだけ侵襲の少ない、クレスタルアプローチによる、サイナスリフトの方法と、必要な最小限のインプラントフィクスチャーの、径と長さはいかなるものかという考察。又、前歯審美領域の、侵襲の少ない、安全で確実な骨造成の方法という、2つのものでした。
いずれも大変有意義な内容で、明日からの私のインプラント臨床をレベルアップさせてくれるものでした。
4日の夜には中村先生行きつけの、懐石料理の仲むらにおいて、懇親会が開かれました。お目当ての、熊本名物馬刺しも食すことができました。そのあとこれも先生行きつけのワインバーにいきました。とってもおいしいワインを数種類飲みまして、本当に熊本の夜を堪能することができました。
来年も是非来たいものだと、心からおもった次第です。
処で、中村先生は、4月20日品川で開催される、ノーベルガイドプランニング教室合同カンファレンスに於いて、講師を務められます。私はそこで、静岡教室を代表してケースプレゼンテーションを行う予定です。
2014年03月30日 Aestheic on Implant
the SwissSociety of Oral Implantology(SSOI)theの前会長及び Europian Academy of Esthetic Dentistry(EAED)前会長の ウィル・グルンダー先生が招かれ、山道信之先生、皆川仁先生、鈴木仙一先生とのジョイントミーティングセミナーが(株)ハーマンズ社の主催で、千代田区JA共済ビル カンファレンスフォールで開催されました。
グルンダー先生はインプラント埋入から最終補綴まで全てをご自身で行われているそうです。海外では、専門医制度によるインプラント埋入、外科処置と補綴処置が区分されているのが一般的で、先生は海外のインプラント臨床家では珍しい例です。つまり彼は日本のインプラント臨床家に最も近い臨床家ということです。
福岡歯科大学城戸寛史教授のモデレートのもとに開かれました。
特に審美領域の骨の造成に関して、とっても参考になるお話が聞け、大変有意義な1日でした。
2013年10月24日 誕生日
今日は、妻さゆみの誕生日でした。
朝、玄関のチャイムが鳴って私が出ますと、いつもご用達の花屋のご主人が、花束を持って立っておりました。
医院休診にもかかわらず、うちのチームメンバーからの、妻へのお祝いの花束の贈呈でした。
我がこと以上に嬉しかったです。これも普段妻さゆみが皆の気持ちを汲んで、身勝手な私をサポートしていてくれる賜物であるという妻、及びスタッフへの感謝のきもちであふれました。
考えるに、私が診療を休んで、自由に研修、学会に出かけたり、ロータリークラブで幹事を務めていられるのも、勤務医のドクター、歯科衛生士、受付、歯科助手といったチームメンバーと妻のおかげであるということを、絶えず感謝せねばならないと、改めて自覚させられました。
2013年10月21日 AOIS
本日は所属するAOISの定例研修会が、浅草歯科医師会館で行われました。
インプラントを始め様々な歯科治療のリスクファクターに関して、
東京都歯科医師会常任委員会副委員長の北村一先生をお迎えして
講演していただきました。
非常に示唆に富んだ内容で、活発なディスカッションが行われました。
2013年10月20日 定例研修会
本日は、私が所属している日本インプラント臨床研究会の本年度2回目の定例研修会が、東京駅隣接の東京ステーションコンファレンスで開催されました。
10時から開始で、まず会員発表を、富山雅史先生、小嶋榮一先生、梅津正喜先生の順になさいました。
ショートブレイクがあって、シンポジウム。
題 クレスタルアプローチを再考するというテーマで
水口稔之先生 徳山性文先生 内野文彦先生の発表が浅賀寛先生の座長のもとに行われました。そのあとディスカッションを行いました。
どの講演も非常にレベルの高いもので、感銘を受けました。
昼食をはさんで特別講演がありました。
九州大学教授で、9月に福岡市で開催された、日本口腔インプラント学会の大会長を務められた古谷野潔先生が、インプラント治療に関与する補綴的リスクファクターという演題でお話しになされました。
本日はいずれも非常に勉強になりました。
2013年10月17日 オールオン4~6
本日は、上顎のC4の歯牙6本を抜歯しまして、ノーベルクリニシャンで3D診断した位置に5本のノーベルアクティブインプラント13mm×4.3mm、うち1本を傾斜埋入、1本のノーベルアクティブインプラント10mm×4.3mm計6本をノーベルガイドを使用して埋入しました。
その後、そのうち4本を利用して固定式の仮り歯を造りまして、所謂、抜歯即時埋入、即時加重という高度なテクニックを必要とする、インプラントオペを無事終了することができました。
今まで奥歯は取り外し式の義歯をいれておられた為、患者様も満足なさって帰宅なさいました。
歯を抜いただけで、インプラントを植立した部位は、一切歯肉を切ることなく、オペできた為、痛みも少なく(抜歯の痛みのみ)腫れることも殆どないと思います。
2013年10月01日 フレンドシップ
私の妻は20代の時から、ボランティアで外国の方をホームステイをしています。世界組織である、フレンドシップフォースの静岡支部のチャーターメンバーです。私と結婚後、マンション生活になり、ほどなく長男が生まれ、子育てがあったため、ステイは辞めて、昼間にその人たちを世話する側になっていたのですけれど、1戸建てに引っ越し子供がある程度大きくなると、再び自宅にステイすることを開始し、数年前からわたしも、メンバーになりました。ほぼ毎年1回、海外のクラブから、来日してきます。クラブのメンバーが手分けして、ステイを受けたり、デイホストとなり、観光のお手伝いをしたりしております。
因みに、昨年夏には以前うちにステイした、米国アトランタクラブのシンシアさんの自宅に招かれ、家族3人でステイしました。そういった交流もできるので、やりがいもあります。
今回は昨年に続いてブラジル人を迎え入れることになり、今日から7泊8日で我が家にステイします。アウリさんとドナフェさんというお名前で、14人いらっしゃった中の2名の女性を今年も自宅に招きました。
今回は、ブラジル南東部のクリチーバという都市のフレンドシップメンバー(因みに、昨年は北東部の港町レシフェから)でした。群馬県太田市のフレンドシップメンバーのところに1週間ステイして、静岡にも1週間滞在する予定です。そのあと、上海に立ち、上海から更に2週間かけて東南アジア各国を豪華客船でクルージングするということです。
2013年09月29日 インプラントライブオペ
本日は、横浜市鶴見駅前の米山歯科医院を訪れています。
AQBインプラントから三井記念病院口腔外科部長の津山泰彦先生のライブオペ見学の招待があり、それに応じたからです。
実は4年ほど前、米山歯科医院での津山先生のオペを見学しており、それ以来となります。
4年前はAQBインプラント導入間もなくで、その埋入オペの参考の為でした。
実は現在はAQBインプラントを行っていません。
それは、学会での発表もある為、世界中で使用されている、世界標準のインプラントに限っており、しかも、1回法インプラントは、補綴における審美性追求には不向きなのと、術後メインテナンスにおいて、プラークコントロールが難しくなるからです。結果的に予後に不安をもたらす可能性があること。更に言えば、将来介護が必要になったとき、上部構造をはずすことが難しく、舌や頬粘膜を傷つけることが考えられます。2回法インプラントであれば、すぐに上部構造を外すことが可能であり、歯肉内部に埋入させることができるので、その限りではありません。
うちのクリニックでもかつては、安価で行っていたのですが、現在は上記の理由から行っておりません。
但しHAコーティング構造のインプラントフィクスチャー自体を否定するものではありません。
その為現在では、HAインプラントの適応症例においては、POIインプラントの2回法のみをおこなっております。
それでは、なぜ今回のオペ見に参加したのかと申しますと、一つには津山先生のオペのテクニックを身に着けたいということもさることながら、一番の理由は今回のオペがCGFを臨床応用するということだったからです。
うちのクリニックでも今月から、PRGFを臨床に使用しております。PRGFとCGFはコンセプトは異なりますがともに患者自身の血液を採血して血小板成分を取り出し使用するものです。
したがって、インプラントオペへの応用にはさほど違いはありません。
様々な使用法があり、津山先生は多くの臨床成績を有しているので、参考になることが請け合いであるからです。
大切なことは、現在自分に必要なスキルは何かを絶えず考えて、それを追い求めるという姿勢だと思います。今回は、サイナスリフトへの応用でした。
大変参考になりましたので、あすからの私の臨床に生かされることでしょう。
2013年09月15日 インプラント学会4日目
本日は、朝からお目当てのワールドサテライトセミナーを聴講することにします。
先ずは私が主に使用しているノーベルバイオケアジャパン社主催のProf.Massimo Simion
のテーマ 25years with bone augmentation and implant surgery.
What we have learned. (25年間にわたる骨造成とインプラント手術の経験で培った知識と技術)
続いて、これもうちで使用しているデンツプライIH社のProf.Mauro Donatiの講演
お昼は、やはりノーベルバイオケア主催の九州歯科大学口腔再建リハビリテーション分野教授細川先生のランチョンセミナーに参加しました。
テーマは定番、私も賛同しているいる無歯顎治療のスタンダードを再考するというもの。
午後から、ストローマンジャパン社のRrof.Frauke Mullerの
テーマ)高齢化社会いおけるインプラント治療
最後はこれも私が以前使用していた、バイオメット3iジャパン社の
Alan Rosenfeld DDSの
テーマ)全顎的な即時修復における有効な治療法
処で、4つのワールドサテライトセミナー主催の4社(世界標準で流通しているインプラントメーカー)
のうち3社をうちのクリニックでは、使用しています。
17時10分にすべてのシンポジウムが終了しました。
さすがに疲れてしまい予定通りもう1泊することにします。
ホテルに帰って、明日の便を航空会社に確認すると、なんと大型台風18号の影響で予約していた9時35分発の福岡空港~静岡空港が欠航が決定しておりました。やばいと思い、空いている便はないかと尋ねたところ、幸運にも11時40分の便に2席空席があり、台風が予定通り通過してくれれば、無事静岡に戻れそうです。
よかった〜!(^^)!